しいたけ農家さんの所に見学に行きました。

茨城県の石岡市(旧八郷町)という所で、原木しいたけの栽培を行っている郡司さんという方の所へ、1月22日に見学に行ってきました。
八郷町は東筑波の山脈に囲まれたゆったりとした山間地帯で、農的な暮らしを目指す移住者やIターン、定年退職後移住する方なども多く、外国の方の移住なんかも多いらしいとても良い所です。

山を超えた所にはクラインガルテンなんかもあったりして、スカイスポーツも盛んだったり、農的暮らしなんかを目指す方にとっては人気のスポットのようです。景色も素晴らしく、その魅力、なんかわかる気がします。

郡司さんのしいたけ栽培所からの風景。この場所にも、移住希望者から「貸してほしい」と訪ねて来る人が多いらしい。すっげー景色だし日当たり良いし。

郡司さん宅の母屋。白壁で立派な日本家屋。ちょっと前まで茅葺きだったんだって。今の時代では逆にオシャレ。

郡司さん宅の猫ちゃん。「でべそ」ほんとにでべそだった!
そして、常に舌が出てる。なんか小さい頃からこんなんだったんだって。可愛すぎるだろ。

早速母屋の中へ。

もしや、これは!!
自宅の施錠は「ついたて」です。日本代々続く伝統的なセキュリティシステム。
もう片方の戸はアルミの棒が導入されていました。


母屋で談笑。

中央の男性がしいたけ農家の郡司さんです。とっても純朴な方で代々のしいたけ農家さん。お父さんの代から山を受け継いでるそうです。

今の時期はこれから暖かくなる収穫時期に備え、原木を準備したり山に苗木を植えたり、原木の切り出しをしたりと、ほんとは1番忙しい時期だそうなのですが、「たまには気晴らししたいから」と快く受け入れてくれました。

左の女性は、流山市の市民活動の母、土井さんです。
僕が参加している田園プロジェクトでも大変お世話になっています。そして、今回の郡司さん訪問ツアーの主催者です。
右の男性は、お米作りで一緒に活動した秋元さん。僕の農的な活動も支えてもらっています。

小さい頃からひたむきに山仕事、しいたけ栽培に打ち込む郡司さんに「なんでそんなに一心に続けられるの?」と土井さんから質問が。おお、鋭い質問だ。
郡司さんは笑いながら「なんでって言われても、おやじもやってて、それ見て育ったから、それが当たり前だと思ってずっとやってきたから〜」との事。

「それだけ続けられるのは、郡司さんにとって絶対に何かしらの魅力があるから続けられるんでしょうね、その魅力を私たちにも少し分けて下さい。」と土井さん。

それがしいたけ体験ツアーを企画する経緯でもある。

「小さい頃なんかは、怒られたり落ち込んだりしたら、良く山に入って考え事してたから、山が落ち着くんだよね」だって。

私も山育ちなので、山、落ち着くっす!

軽トラックの荷台に乗り込み、いざ山へ。

ぐんぐん行くよー。

この辺は林道に沿って棚田があったりして、アズサ基金で有名なひょうたんぼなんかもあるみたい。

え?郵便受け?と思ったら。

手作り風ログハウス出現!ブランコとかー色々楽しそうだったー。

第一のポイントに到着。ここは原木しいたけのホダ木となる原木を育成する山斜面です。お姉さま、お兄様もなんとか登っています。足腰丈夫〜。

これ、良く神棚に飾ってるあの葉っぱ。何気に生えてる。

あのへんはこの前切り出ししたから、また植樹するよーとか、あれが原木に使うくぬぎでー、これがあれでー。色々ご説明頂く。

これ、「あべまき」という木だそうで。20年前にクヌギの原木だという事で農協から買ったんだけどー。

なーんか皮が違うなーとか思ってて、この前切ってみたらやっぱり違ってたんだよねー。だって。

「これ、皮が厚いでしょ。怪しいとは思ってたんだけど、切ってみたら皮が厚いからあべまきだったんだよねー」って笑いながら言ってました。

間違いに気づくのに20年。
普通、20年無駄にしたってなったら、空白の20年とか、ちょっとした騒ぎでしょ。
しかもしいたけ栽培にも使えないから、まきにするのだそうだ。
それを笑いながら受け流せるって、どんだけ穏やかなんだ。

でも20年っていうスパンのサイクルってスケールが凄いね。
あべまきも20年頑張ったからねー。だって。
山男、器が違うぜー。

山の仕事って、何十年のスケールで山に木を植えたり、それを切ったりして。
私が今まで携わってきたどんな仕事でも、そんなスケールなかったから
改めてそういうスケールを体感出来たのは良かった。

こうやってばっさばっさ切り倒して、それをまた短く切りだして
えっちらおっちら軽トラックに運んで、ホダ場まで持っていく。
1日何往復もするそうな。ロッキーがぬるく感じるレベル。

包丁でもハサミでもチェーンソーでも、やっぱり切れ味が良いと気持ちよいんだなー。との事。
私もキレの良い男を目指したいと思います。

「このへんに去年天然のしめじが出たんですよー。松茸も取れるけど、断然しめじだよねー」
「天然のしめじは最高だよ、松茸なんかすじっぽくてあんまり美味しくないからねー」との事です。
えー。食べてみたいんですけど。天然のしめじ。香り松茸味しめじって言う位だし。
でも幻だー。

その他、山桜だったり、山葡萄だったりあけびだったり
色々教えてもらいました。もちろん松茸ポイントまで。
松茸の場所は家族にも言うな、と言われる位なんですが、どんだけオープンなんだ。

ふつう、こうやって山に入れてもらったり出来ないですよ。
それを色々ご説明いただきながら、楽しそうにお話してくれます。
本当に山が好きなんだなという感じが滲み出てます。
話しててもほのぼの〜でほんわかしてる感じで、凄い穏やかな雰囲気。

こういう雰囲気は、都会で「とはいえー」「なにとぞー」とか言いながら
ギラギラしてる人種には出せないよなー。

これが赤松です。この根本に松茸生えるって!!

杉ー。今年は花粉が10倍と多すぎー。でもまだ飛んでませんでしたよ。

沢水。天然わさびとか育てたくなっちゃう。

そして次なるポイントへ。ここは苗木を育てる所だそうです。さっきのポイントよりさらに山に入りました。

これ、原木を切り出した後の切り株から生えてくる枝木。
これもそのうち枝を2〜3本だけ残して枝打ちして、さらに育成させるらしい。

なんかオウムの触手みたいだね。

そのもの青き衣をまといて、金色の野に降り立つべし〜

失われた大地との絆を結び ついに人々を清浄の地にみちびかん

とか呟きたくなっちゃうけどこの場の誰も理解してくれないのでやめました。

ちゃんと見分けが付くように、テープでマーキングしてる。

これ、山苺の小さい木。クランベリーとも言うのかな?勝手に生えてるらしい。

いちご好きとしては、ちゃっかり頂いちゃいました。
流山の我らの畑に植樹しましたよ。と。

これは「クロモジ」の木。高級楊枝の木だそうです。ちぎって噛むとすっげー良い香り。これは凄い!
昔の人はこれで歯磨きとか、楊枝とかにしてたんだって。今でも高級和菓子とかに添えられるらしい。
勝手に生えてるんだー。だそうです。

これも赤松。松枯れ病に犯されてるらしい。最近松枯れ病が増えてるようです。

今年はりんどうの花が、咲かずに枯れたとか、マニアックな話で土井さんと盛り上がる。
土井さんも草花は結構詳しいです。
せんだんという、高級な花が、このへん一帯に咲くそうで
めちゃくちゃ高く売れる花なんだけどいちいち管理できないので
草刈機で刈っちゃうんだよねーとか言ってました。
変わった色の花が咲くのとかは、バブルの時期はウン百万の値が付いちゃうってたんだそーな。

ひと通りご説明頂いて、また軽トラックで下りますー。

とりゃー。

そして、また郡司さん宅へ戻って、お母様にご用意頂いてたけんちん汁と近所の方が漬けた漬物、しいたけなどの炊き込みご飯のおにぎりを頂く。
お汁も漬物もおにぎりもめちゃくちゃうまい! バクバク食べてしまった。。。ごちそうさまです。

そして、しいたけを栽培するほだ場の見学です。これがしいたけ菌を打ったホダ木です。この穴からしいたけが生えてきて、菌が木の中で繁殖すると、そこかしことしいたけがにょきにょき生えてくるそうです。

これ、びっしりと積みあがってますが、まさか、まさかの郡司さん一人でやるんだそう。
1本めちゃくちゃ重いよ、これ。

菌打ち待ちの原木たち。この量、1日で積み上げるとの事。強靭すぎる。

こちらは、外のほだ場。この時期は気温が上がらないのでなかなかしいたけが大きくならないらしい。
最近雨も少ないので、たまに水を蒔いてあげるそうです。

ちょうど真ん中あたりのホダ木達を眺めながら、「もう少し暖かくなったら、このへんの木は味も良くて豊作になると思うんだよな〜」と嬉しそうに言ってました。
あー、笑顔が素敵すぎる。この時点でカメラのバッテリーが切れて、その笑顔撮れなかったけど。あんな笑顔する人最近見てないなーと、なんかグザっと来ました。
豊作を願って笑顔になれる。そういうのって原点な気がする。一点の曇りの無い笑顔。

自分の仕事に対して種をまき汗をして作業をし収穫を願う。別に農業でなくても全ての仕事で同じようなもんですが、自分の仕事でここまで笑顔になって楽しめるってなかなか無いような気がする。素晴らしいなぁ。

こんな感じでポコポコ生えてきます。この時期は気温が下がって少ないらしいですが、それでも結構な量をもらって帰ってきました。

トースターで塩を振って食べるだけでしたが、めちゃくちゃうまいんですよこれが。しいたけでこんなにジューシーなのってそうそうありません。
何個でもバクバクいけますよ。

という事で、3月12日(土)ですが
郡司さんの所への 「しいたけ狩りと植林と菌打ち体験」を開催します。

 

 

 

 

 

椎茸狩りと植林と菌打ち体験in石岡

実施日 : 平成23年3月12日(土)

時間  : 午前10時~午後15時~16時

場所  : 石岡市中戸1520

郡司 一男 宅  TEL 0299-43-2518

内容  : 伐採が終わった山にくぬぎや楢の苗を植え付ける。

: くぬぎや楢の原木に椎茸の菌打ちをする。

: 成長した椎茸を採る。 (100g150円で持ち帰りできます。)

プログラム

: 10:00~12:00  植林

: 12:00~13:00  昼食

: 13:00~15:00  菌打ちと採取

: 15:00~16:00  帰りの準備  (目安です)

持ち物と服装

: 軍手、タオルまたは手ぬぐい、登山靴(あれば)または長靴、飲み物。

: あたたかい服装で。フリースやウールは枯れ葉が付き易いです。

費用  : 参加費 2000円 (交通費、昼食代、お土産、椎茸少々)

ご参加できる方で車を出していただける方はyayu@7dw.jpまでご連絡ください!

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