畑で「ジャスティス(草刈)」

昨日、4/16。久しぶりの流山の畑です。
1月にみんなで種植した野菜達を、そろそろ定植というタイミングで3.11が発生。地震後、放射能の影響もあり、畑に定植するかどうか 判断に窮する状態が続いてあれよあれよと4月中旬。

 

気づけばサクラも散り乱れ、汗ばむ位の春の日となりました。中越さんから「畑の雑草が大変な事になってるよ」という事で先週からずっと言われてて、地元の土井さん、田んぼ王子新江さんと急遽集まって草刈をする事に。

 

この日は、中越さんの草刈機を借りる事に。準備としてホームピックで買い物。燃料と後は三角鍬とかでやるのかなと思ってたんですが、土井さんがやたらと新たな草刈り用の鍬とか、くまでとかを買うと言うので、そんなに新たに道具買うの?と思ってたんだけど、とりあえず色々買い込む。

ちなみに、草刈機の燃料は、ガソリンとエンジンオイルの混合燃料が必要で、50:1タイプと25:1の割合のタイプのエンジンがあるので、ご利用の草刈機のエンジンの混合率をチェックしようね。今回私も初めて知りました。もっと言うと、ガソリンは素人がポリタンクとかに入れたり、それを持ち運んだりすると違法となるので、携帯用ガソリン燃料缶を用意して、ガソリンスタンドの店員さんに入れてもらってください。

 

草刈機を借りにわたしの畑のビニールハウスへ。ついでに水やりを行っておきました。わたしの畑の夏野菜の苗達が畑デビューに向けてスタンバっておりますよ。

 

畑の途中のお堂が、崩れておりました。

お堂

 

はい、畑到着。到着した途端に車のテレビから地震速報の「キランキラン♪」の音が。。車の中でしたが結構大きな揺れ。震度4と、3.11からのここいらの地震では1番でかい地震だったような。。。すんごい揺れたよ。

という事で、畑の状態。

畑の雑草

 

畑と、畑の中央の道部分との区別が付きません。

畑の道

 

 

畑の端の一列だけ綺麗に耕うんされてた。これ、どういう事かわかりますか?

うなられる

 

畑の1番左端の部分、一列だけ綺麗に耕うんされています。トラクターで耕うんする事を「うなる」と言うそうですが、いつの間にか「うなられてた」という状態。

ここに来る前に、流山の有機農業のドン、真澄農園の「あちさん」に挨拶してきたのですが、なかなか挨拶出来ず、今日やっと挨拶出来ました。「畑やらせてもらってます、お世話になります」と挨拶すると、開口一番「やってねーじゃねーか!」と先制パンチ。

そうですね、地震の影響やら個人的な予定やらでまとまった作業時間が取れずなかなか来れてなかった状態で、こんな雑草生やしてしまってるのでそりゃ言われるわな。。

その後も色々なお話を聞かせてもらいましたが、「畑うなってたろ?」という事を言われました。どうやら、畑のお隣りのS巻さんが、雑草の種が飛んでくるという事で私たちの畑の一列だけトラクターでうなってくれたという訳です。迷惑かけてたんですね。あちさん、口調は荒いんですが、僕達の事も気にかけてくれての一言でした。今後もお世話になりますと言うと、優しい顔で「はいよ」と答えてくれました。

畑で野菜を作るという事は、こういう周囲の農家さんへの配慮もとても大切なんです。井戸水やトイレも使わせてもらっている上に、これ以上迷惑かける訳にはいきませんね。

早速草刈機を担いで、草刈開始。これで一気に刈っていくぞーと、2ストエンジンの音を響かせて田んぼ王子あらえさん、草刈開始!・・・しかし、全然刈れない。へっぴり腰。これじゃ日が暮れる、という事になり、土井さんにバトンタッチ。だが、土井さんもなんか刈れてないんですが、、、。

「これダメ、刃が無いから全然刈れない、草刈機と刃、買って来て!」と。土井さん。前から欲しいと思ってはいたけど、この状況で即断する土井さん、カッケー。

草刈機

 

そして、畑へウェポン2台で雑草に挑む新江さんと土井さん。

 

もう明らかに切れ味が違う。雑草をぐんぐん断罪。いや、罪もなんも無いんですけども。不耕起だったら雑草という概念すら無いし、出来る事ならこの雑草を利用したい位だが、今の状態では雑草としてジャスティスしなければいけない。

この時点でまだ私自身はこの雑草との戦い、なめていました。草刈機も2台あるし、刃も新品。ガンガン刈り進んで行きますゆえ。

 

私もやってみましたが、ぐんぐん刈れるが、刈っても刈っても終わらない。やっぱりそこは1.5反。広さがネックだね。ここまで広い面積の草刈なんてあまり馴染みが無いので全くイメージできなかったが、三角鎌も、くまでも、もう一台の草刈機も、無かったら終わらなかったな。ビバ農機具。ビバ化石燃料。

そしてひたすら断罪断罪断罪。

 

 

畑に自生していたカブ。1ヶ月前に全面をうなってからだから、1ヶ月でここまでデカく成長するんだねぇ。勝手に立派に成長しててビックリ。勢い余ってジャスティスしてしまいましたが、、。

もう董立ちしちゃって繊維質になっちゃってたので、どっちみち食えないだろうが。。こやつもちゃんと堆肥化してまた畑へ替えしますよ。君の命、無駄にはしない。

 

結局3人で4時間位はかかったと思う。草刈機2台投入、3人で4時間だから、単純に12時間/人の計算。草刈機も一台だったらもっとかかってただろうし、くまでも無かったら腰が破壊されてただろう。三角鎌も細かい所や背が低い雑草の処理に必要だったし。土井さんの感覚に従って良かったです。

芝生みたいに綺麗になった。

今回の作業は誰にも連絡していなかったが、畑仲間のN君がフラッと遊びに来てくれて途中から4人で作業。ハウス内の苗たちも湿っていたんですが、早朝にA井さんが水やりしてくれてたみたい。A井さんは週に何回も来てくれてて、ここまで苗が立派に育ったのはA井さんのおかげです。こういう状態でも自然と繋がる人がこうしていてくれる事が大変嬉しい事です。

 

ジャスティスした雑草達。これは土井さんの知恵で穴を掘って堆肥化し畑に還します。

いきなり不耕起・循環農業はなかなか難しいけど出来る所から、ザ・サスティナビリティ。

 

こんなに深い穴だったんだけど、結局収まらなかったが、バッチリ埋めて土をかぶせました。またこれからが楽しみ。前回草むしりした草もこうやって堆肥化してたんだけど、この雑草を食べに来るのか、ミミズが増えるんだよね。

 

雑草だけども、こうやって堆肥化して畑に還してあげると良い肥料になる。雑草ではなく益草なんだよね。もっと土が作れるようになると雑草と作物のバランスが取れると、雑草管理なんかも手間がかからなくなるようになる、、、ハズなんだけど。まだまだこれからです。

 

茨木の郡司さんから頂いた木苺。

木苺

 

栗の木。

 

ブルーベリー

 

ブルーベリー。

果樹達もちゃんと芽吹いてますよ。

・・・

 

流山の畑からは基準値以上の値が出ているという事もなく、中越さんの畑でも独自に計測し0.07マイクロシーベルトという値が確認され、事故が起こる前の数値に戻っているという事も確認できました。

恐らく問題ないかとは思いますが、畑への定植についてはまだ判断に迷っています。

食を見直したいとか、日本の農を取り囲む環境を自分が農に関わる事でちょっとでも変えて行きたいとか、安心安全という事を見つめ直したいとか、単に「食べるものを生産する」以上の価値を見出す為の活動であるゆえ、仲間と共にかなり慎重に今回の事を考えています。

千葉県の一部の野菜が出荷規制が入っているのですが、その再検査が来週から行われます。また、私たちも独自でガイガーカウンターを借りて測定してみようと、働きかけています。まずは緑肥を植えてみようか、とか色々な方法を模索している中ですが、自分たちが疑問を抱く事だけはしたくないという想いです。

農業が受ける放射能のリスクというのは、日本では未曾有のリスクですので、判断出来る情報が足りなかったり、知識も全くありません。ですが今回の事で、農だけでなく、エネルギーや自分たちのライフスタイルなど含めて、一度立ち止まって出来る限り自分たちでも勉強しなたが、出来る事をやっていきたいと考えています。

あちさんとか、流山の一部の農家さんなどは、今回の事件が起こる前から、農産物や農地が受ける放射能のリスクについて考えられていたようで、先進的な取組をやられているようなので、そういう方たちのお話なんかも今後聞きながら判断していきたいと思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>